症状が進行するとどんどん痩せてきて、しまいにはご飯が食べられなくなってきます。また、ストレスに対する抵抗力が弱まるので、ちょっとした環境の変化にストレスを感じたり、筋肉が弱くなって身体が抵抗力を失っていきます。心臓疾患や腎臓病を引き起こすことも多く、死にいたるケースもあります。
気をつけていただきたいのは、内分泌疾患は一見、健康そうに感じることもあるということです。たとえば、「よく食べてよく動いているから痩せてきた」「しっかり食べて排尿もしているから大丈夫」「歳をとってきたから、寝転んで静かにしている」など、飼い主さまからみると普通のように思えることが、実は内分泌疾患の症状だということもあります。